
そろそろ暖かくなったし、仕事も一段落したので、まめ子が生まれて初めての家族旅行を計画していた。
計画当初は日帰りか1泊で温泉にでもと考えていたけど、嫁さんと相談しているうちに何故か段々盛り上がってきて、いつの間にやら2泊3日沖縄への旅にすり替わっていた。
沖縄へは、結婚する前に一度嫁さんと行った事がある。それ以来、2人のお気に入りの場所になった。
当時、会社を辞めてフリーになろうとしていた狭間だったので時間的に余裕があり、沖縄に住んでいた友達の家に転がり込んでのんびり沖縄を堪能した。
ふらっと遊びに行った慶良間が最高だった。地元の人が通うような定食屋に足繁く通った。ゆっくりした時間の流れ。美しい海。美味しい料理。
全てに魅了されて、本気で移住を考えた事もあった。
今でも仕事が忙しくなると、こんな生活で幸せなんだろうか?沖縄に住んでゆっくり過ごせば・・・。
何て事を考えてしまう。

やはりまめ子を連れての旅には気を使う。ましてや長距離移動。今まで羽田空港へ行く時には空港直通のバスを利用していたが、まめ子が心配だったので車で向かう事にした。
出発の朝、愛車のエンジンを掛けてみるとウンともスンともいわない。
・・・・・どうやらバッテリーが上がっているようだ。
こっ、こんな大事な時に何故?
時間も無いので仕方なくタクシーに乗り込む。
イタチ家の財布、大ダメージ。
無事に羽田へ到着し、搭乗手続きを済ます。
自分 → 嫁さん → まめ子の順に金属探知機のゲートをくぐる。
(まめ子は空港にあるベビーカー乗って係員に押される)
何故か金属探知機に反応するまめ子。
係員のボディチェックされ、最後に口をパカッと開けられてるチェック完了。
妙にほっぺたがプクプクしてると思ったら何か隠してたらしい。(ウソ)

その後、優先搭乗を利用して機内に乗り込む。事前に幼児連れと告げておいたら、前のシートとの間隔が広い便利な席を用意してくれていた。
その他、子供用の毛布を貸してくれたり、ミルクを作ってくれたり、哺乳瓶を洗ってくれたり、オモチャをくれたり等々、色々気遣いしてくれる。
感謝、感謝。
飛行機が飛び始めるタイミングに合わせて授乳したかったが、まめ子がグズり始めたのでミルクをあげたら離陸前に飲み干してしまった。タイミングが難しい・・・。
羽田から沖縄までは約2時間半のフライト。
途中、飽きてしまってグズるまめ子。
こんな時は母親じゃないと手に負えない。父親の無力を感じる・・・。
仕方ないのでサポート役に徹したが、睡魔に負けて寝てしまった。
嫁、スマン。

どうにかこうにか那覇空港へ到着。
チャイルドシート付きのレンタカーを借りて、今回の宿泊先であるJALプライベートリゾートオクマへ向かう。那覇空港から高速を利用して約2時間。
途中、高速を降りて金武に立ち寄り、思い出のタコライスを食べる。
ホテル到着後は施設内を散策する等、のんびり過ごして1日目は終了。
沖縄の夜は長い事で有名。お店も遅くまでやっている。
今までの二人旅行なら、夜遅くまで遊んでいる事だろう。
ホテルに着いてのんびりしている事が信じられないが、不思議と嫌な気持ちではない。
むしろ2人だけの時とはまた違った幸せを感じる。
子供が産まれてから価値観が変わった事を再認識した夜だった。